M42をSD9に取りつけるための情報
M42の取り付け方
SD9に使える明るい中望遠レンズが欲しいなぁといろいろ試していたら、
PentaxのマウントアダプターKを使ってM42レンズがなんとか繋がることが分かりました。

マウントアダプターKを取りつけたところ。
注意点は
- アダプターはかなりガタがあるので重たいレンズは要注意。
- 標準、広角レンズではレンズの後面がダストプロテクタにあたる場合がある。
- 中望遠、望遠レンズでも絞り込み量伝達レバーがダストプロテクタにあたるものがある。
そういうわけで、ダストプロテクタははずさないと使えないようです。
- ダストプロテクタはだてではない。なしだと毎回掃除しないといけないようです。D60だと撮像素子の前に分厚いローパスフィルターがあるので、ごみがわりとぼけてくれるのでよほど絞り込まないとごみが見えませんが、SD9では撮像素子についたゴミはF5.6でもはっきり写り込みます。
- 絞り込みピンがSD9の電子接点の一つとぶつかる。
レンズのAuto/ManualレバーをManual側にしてピンが動きやすくした上で、アダプターのガタを利用すると捩じ込めます。
まねをしてハズレなくなっても当方は責任取れません。(実際やばいと思った場面も何度か有った)。
- 絞りのManual/Auto切り替えが出来ないレンズでは、絞り込みピンを処理しないと開放しか使えません。
- 2mmくらいレンズを繰り出した辺りが無限遠らしい。SD9のバックフォーカスが短いようです。85mm/F1.8で6mの指示あたりが無限遠。
- ピントあわせは結構難しい。一応フォーカスエイドは働いているが、合焦したという指示範囲が結構広い。撮影毎に100%拡大で確認すべし。
- 露出はカメラの設定をF5.6とかF8にしておくとだいたい合うが、これも撮影毎に要チェック。
手持ちのM42はほとんどがSMCタクマーレンズなので、他のレンズでは別の問題が発生するかも知れません。

SMCタクマー85mm/F1.8を取りつけたところ。

マウントアダプターKとペンタックススクリューマウント用アダプトール2を使ってタムロンSP90をつけたSD9
M42用スペーサリング
スペーサリングを作ってみました。実際には東急ハンズで材料を加工してもらったものです。
厚さ1.2mmの真鍮版を外径55mm、内径45mmの輪に切ってもらいます。材料費350円(2枚取れました)、加工費は一つ700円。一時間ぐらいで加工してくれます。

スペーサリングとリングを乗せたULTRON 40mmF2SL。ULTRONは絞り込みピンを瞬間接着剤で押し込んだ状態で固定してあります。
以下のような目的で作りました。
- 広角レンズで繰り出し量が不足するのを補う。
- 絞り込みピンがカメラの電源ピンに当り難くする。
- TAKUMAR以外のM42でガタが出るのを防止する。
一部のM42レンズはカメラ側マウントとの擦り合わせ面がTAKUMARレンズほど広くないために、マウントアダプターKを使ってKマウント、SAマウントカメラに取りつけようとしてもカメラのマウント面と合わないためガタが残る場合があります。TAMRONのマウントアダプターやULTRON 40mmF2SL等がこれに当たります。
材料は真鍮版で厚さの精度が保証されているわけではないので、M42マウントのバックフォーカスとSAマウントのバックフォーカスの差より薄めにしてあります。また、厚さの一様性も保証されていないので、像面が撮像素子に対して傾く可能性があります。
これによって、今までピントをはずすことが多かったULTRON 40mmF2SLがずいぶん使いやすくなりました。おそらくガタのためにピントを合わせたときとシャッターを切ったときでレンズの位置が違っていたのでしょう。といっても、これでもはずすときははずします(^^;。
Yukito FURUKAWA
Last modified: Wed Jan 1 18:44:44 JST 2003